*【カーデザイナー根津孝太に聞く 会議でアイデアを引き出す会話力(1/3)】の続き
——何も意見を持たない人からはどのようにしてアイデアを引き出すのでしょうか。
根津:どこにスイッチがあるのか探します。さすがに1個もスイッチを持っていない人はいないはずです。
色々な話を振ってみることもあります。向こうが受け身状態のときは、こちらからの準備が大事です。テンションを上げるための資料を準備します。会議というより、ワークショプに近い状態です。
例えば、リーダーしかやる気がない会議などもあります。そういうときは、自分から、納得性の高いアイデアを出してしまうのです。十分に具体性があって、よくわかる形にまとめたイラストを心のこもった言葉で伝えます。
そうすると、受け身の人にも何らかの感情が沸き起こります。意見に賛同するか、反対するかです。
でも、ここで反対されたとしても気持ちを落とすこともありません。先ほど述べたように、アンチになってくれたのは味方に一歩近づいたことだからです。
——固まってしまった頭を解きほぐすために、日々の生活から気をつけていることはありますか。
根津:感じて、考えて、動くことです。とにかく、感じることが全ての入り口です。何を見ても常に何かを考えています。普段から感じて、考えていると、いざという時に特別な準備も必要ありませんし、引き出しも多くなります。
また、デザイナーなので、気に入ったデザインに出会ったら、なぜ気に入ったのか分析します。あるときには、そのデザインを再現しなくてはいけないので、テクニックとして使えるようになるには、分析眼は必要です。なぜかっこよく見えるのか、理由を探すのです。
続きはこちらへ⇒【会議を円滑にするために、一度空気をぶちこわす!?】
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