日本のモノづくり企業からどうしても出てしまう”廃材”。その廃材を”素材”として、デザインの力で”商材”に蘇らせるコンテスト「ゴミコン(GOMI-CON)」が、7月1日から作品募集を開始した。
応募者は、エアバックやシートベルト、マンションの宣伝シートなどの廃材リストのなかから素材を選択し作品を制作する。グランプリに選ばれれば賞金10万円。また、コンテストのなかで製品化が決定した場合は、作者に対してロイヤリティーが支払われるという。
主催は、廃材を使ったバッグやアクセサリーを手がけるNEWSED(ニューズド)。ノベルティ(景品)など各種販売促進ツールの企画制作を手がける株式会社ケンエレファント(東京・千代田)が、社外のクリエイターなどを組織化して活動している。
同プロジェクトリーダーの青山さんは、「廃材から新たな商品をつくるのは簡単なことではない。だからこそ、新たな視点で考える機会として意味がある」と語り、目標応募数300作品を達成したいと意気込む。
マイナスイメージを持ちやすい廃材を、デザインの力でどう生まれ変わらせるか。「ゴミコン」の今後に期待が集まる。
■詳細は下記から
ゴミコン http://gomicon.jp/
(写真:『Pile chair』 机の天板などいらなくなった合板を集めつくられた椅子とオットマン)