魚離れが進む社会において、熱狂的な魚好きで、子どもたちから人気を集めるさかなクン。1日1食は魚を食べないと身体がかゆくなるという。子どもの頃から魚を見ることが好きだったというさかなクンの視点では、魚はどう見えているのだろうか。さかなクンがなぜ魚を好きになったのか迫った。(聞き手・オルタナS副編集長=池田真隆、オルタナS編集部員=川久保亜純)

魚好きで有名なさかなクン

——さかなクンは幼少期のときから、いつも魚料理を食べていたのですか。

さかなクン:実は、子どもの頃は魚料理をそこまで食べていなかったのです。家庭で出るとしたら、ぶりの照り焼き、マグロのお刺身、子持ちカレイの煮付け、アジの開きくらいでした。

——そうだったのですか。意外ですね。いつ頃から魚が好きになったのでしょうか。

さかなクン:食べていくうちに、段々と、魚っておいしいと感じるようになってきました。そして、小学校低学年時に、母親と買い物に行くと、水槽の中で泳いでいる魚を見て、「まるごと欲しい」と、母親に言いました。

母親が、まるごと1匹買ってくれた魚を家に持って帰ると、まずは絵を描くようになりました。それから3枚におろしました。見様見真似でしたが、最初はぎこちなかったですね。

ずっと水を流しながら切っていまい、うまみと栄養も流れてしまうことを知らなかったのです。だから、すごく不味かったですね(笑)。

親戚の叔父に船乗りがいて、その叔父から、水を流しながら刺身を切っていると注意を受けました。切っていたら、突然、大きい手が出て、布巾で魚を拭いてくれました。すると、刺身が輝き出しました。水気を取ってくれたのです。

——現代社会では、魚離れが進んでいます。魚離れを止めるために、さかなクンは何かアイデアはありますか。


後半に続く


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