23校23プランが昨年8月~12月に実施され、商品開発から販売経路の確保まで高校生が主体となり、被災地の食や農に関わる町おこしに取り組みました。
参加校の一つ福島県立磐城農業高等学校(福島県いわき市)は、震災で校舎も農場も壊滅的な被害を受けました。校舎は現在も解体作業中のため、生徒はプレハブで授業を受け、製造実習は公民館の調理室や学校から遠く離れたJAの加工施設を借りている状況です。
いわきの水産業に活気を取り戻したいという思いから、いわきを代表する魚「カジキ」に目を付け、「カジキドッグ」「カジキバーガー」を開発。農業高校ならではのソーセージ作りのノウハウを生かし、豚肉の代わりにカジキを使用した「カジキソーセージ」は水産加工会社と協力して製造しました。市内のイベントでの販売やSea級グルメ全国大会に出場するなど、いわきの新しいご当地グルメとして注目を集めています。