5日朝、岩手・宮城両県知事に対して「知恵を出さないやつは助けない」などと発言し、問題視されていた松本龍震災復興担当相が菅首相に辞表を提出した。Twitter上では、「早すぎる」との声がある一方で、「今の話はオフレコだからな。書いたらその社は終わりだ」という発言に対する報道の姿勢を問う声があがっている。

■Twitterユーザーの声
「『書いたら終わりだから』発言を取り上げなかった新聞社って、今後は表現の自由とか振りかざせないよなー、って思う。今回の件で最も、どうなんそれ、って思ったのは松本復興相発言以上に報道側の姿勢。」

「松本復興相の件で思うこと。⑤『オフレコを書いたら、その社は終わりだ』発言に屈せず放送した東北放送。しかし、新聞社はその発言を1社も取り上げなかった(ようだ)。それでは、「新聞は信用ならない」と思ってしまう。ソーシャルメディアがなかったら、知らずに終わってしまうことが多い、と感じる」

「松本復興相辞任表明。彼の言動に疑問符をつける向きが大多数だが、私は今回の辞任劇には違和感を感じている。それは、宮城県の被災地復興について、政府と宮城県知事との間に齟齬(そご)をきたしていたからである。メディアは、そのことについて一言も触れようとしない」

「今の話はオフレコだからな。書いたらその社は終わりだ」という発言を放送したのは東北放送。今後の各メディアでの報道の仕方に注目したい。(オルタナS 猪鹿倉陽子)