メンバーの一人である新潟大学大学院修士2年の木村弘樹さんは、「自然界のエネルギーを、生活に必要なエネルギーに変換し、自産自消するエネランナーになりたい」と話す。
日照率100%のアタカマで、バックパックにソーラーパネルを取り付け電気を充電し、携帯電話、撮影用ビデオ、LED電気などに使用するという。エネランナーになろうとしたきっかけは、原発依存の体質や、先進国の中でも低いエネルギー自給率(18%)だ。「エネランナーとして賢くユニークな発電方法を生み出したい」と意気込む。
木村さんは、持続可能なモノづくりに興味があり大学院ではリチウム電池の研究をしている。研究を通して、「エネルギー問題は一つの研究で解決できる問題ではなく、複雑に絡み合っている」と、感じたという。「電気はいつでも、誰でも作れることをエネランナーとして多くの人に証明したい」。
他の4人のメンバーも、それぞれが秘める思いを持って走る。「311で助けてくれた感謝を世界に示す」、「社会貢献しながら走る」「病気で抱えるハンデを仲間に」「最後までやりとげる」などだ。
今月9日には、都内でアタカマ砂漠マラソンへの壮行会が開催される。メンバー全員が出席し、トークライブや交流会が行われる。(オルタナS副編集長=池田真隆)
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