——今の世の中で、エシカルビジネスを行う意義とは何だと考えていますか。
白木:一人でも多くの人たちに、エシカルを考えるようになってもらいたいです。経営者の方には、素材がどうような過程で調達されているのか、倫理観を持ってトラッキングしてほしいです。そして、消費者も商品を購入する際に、どのように製造されてきたのか倫理観を持って見てほしいです。
もし、企業や消費者がエシカルな価値観を持てば世の中は変わっていくはずです。少なくとも発展途上国での、搾取労働・児童労働は減っていきます。
けれど、残念なことに、まだまだ、世の中にはその意識が弱いと感じています。日本には高度経済成長期以降、利益追求することに盲目的になってしまった企業が増えてきました。そして、格差や社会問題が深刻化しています。そのひづみを是正していくことを私たちは目指しています。
■居場所がなく、精神的に辛かった