夫婦で創業し、現在も二人でビジネスを手がける長谷川史洋氏は、大手メーカーに20年務めた後、定年まで残り20年の過ごし方を見つめ直し、悔いのない生き方をしたいと思ったという。長谷川氏は2008年4月、創業時のきっかけを3つ語った。
「もともとは自分の子供が持って帰ってくる紙の裏が真っ白だったことがきっかけです。その他に、ガソリンスタンドのレシートの裏にマクドナルドのクーポンが付くというような媒体の使い方の革新、横浜市の広告事業としてのネーミングライツの取り組み開始等、身の回りに課題やイノベーションが点在する中、この仕組みを思いつきました」
横浜市のネーミングライツについては補足を加えたい。横浜市は、厳しい財政情勢の中、安定的な財源確保により持続可能な施設の運営を行うため、市の資産を活用し、施設の魅力を高めることや地域活性化に繋げている。日産スタジアムやニッパツ三ツ沢球技場、カップヌードルミュージアムパークなどがこれに当たる。
(参考ページ:横浜市政策局共創推進室ホームページ)