——現在生駒さんが取り組んでいる定期購入サービスは従来の定期購入サービスとどの点で異なっているのでしょうか?

生駒:定期購入サービスは、確かに以前からあった販売モデル。身近なところで言えば毎週家に商品が届く生協なんかもその一つです。

しかし、従来の定期購入サービスはコンビニエンスモデルといい、定期便の利便性を前面に出したもので、価格訴求型のサービスになりやすいものでした。現在押し進めているのはキュレーションモデルといい、顧客一人ひとりに合った商品をプロが厳選しお届けするのが特徴です。

日本での潜在市場規模は5000億円とも言われており、今後延びていくサービスだと考えます。

——定期購入サービスの中でも注目を集めているSAKELIFEですが、どのような経緯で立ち上げたのですか?

生駒:SAKELIFEは「あなた×お酒をもっと楽しく」をテーマに提供する、
日本酒の定期購入サービスです。日本酒に興味はあるけど、あまり親しみがない方にもお酒をたしなんで頂きたいとの想いから、毎月日本全国厳選した日本酒と酒器をお届けします。

このサービスは2012年の4月に立ち上げました。私自身2011年からネットショップを運営していたんです。その中で定期購入サービスが海外で大きな市場となっていることを知り、500年続く老舗酒屋の25代目・高橋正典の「日本酒をもっと多くの方に楽しんでもらいたい」という熱い想いが重なり、2人でSAKELIFEを立ち上げました。

——SAKELIFEは毎月利用者数が400人を超え、その解約率も4ヶ月をすぎると5%以下と聞きます。SAKELIFEがこんなにも消費者のみなさまに愛される理由は、なんでしょうか。

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