播州織を使用したパッチワーク作品(提供:patc-work)

−−活動を始めたきっかけを教えてください。

村上:母親のことがきっかけです。7年前に父を亡くし、それ以降一緒に暮らしていた妹も自立し、これから母一人で暮らすことになりました。新聞やニュースで孤独死や孤立死という言葉を見聞きすると、母の存在と重ねてしまい心配になりました。

一緒に暮らしたいと考えることもありますが、関西での今の生活があり難しいのです。母が趣味などを通して、生活している地域のコミュニティーの中で生き生きと暮らしていくことができればと、そんな思いが教室の立ち上げにつながりましたね。

−−どうしてパッチワークを選んだのですか。

村上:もったいないと感じていたことがきっかけです。私が勤めるインテリア会社の工場では、カーテンやいすなどを作るとで出てくる布の余りをすべて捨てていました。何かに再利用できないかと考えた時に幼少の頃、おばあちゃんがくれたパッチワークの作品が浮かんだのです。

でも、もらった時は嬉しいなと思う反面、デザインが流行に合わず持ち歩くには恥ずかしかったです。デザイナーとして働いているので、若い人がかっこいいと思うデザインを私たちが提案すれば、もらった家族も持ち歩くことができるのではないかと考えました。

高齢者が先生となって裁縫が苦手な若い人に教えることで世代間交流がはかれるとも思いました。丸井さんと2人、パッチワーク教室で勉強を始め、自分たちでワークショップを始めました。

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