ーーQ.今後の展望を教えてください。

A.今後は絵を購入する人が、子供の学費とアーティストの利益、そして自分の利益、その割合を選べるような仕組みにすることも考えている。例えば、子供の学費の代わりにアーティストの稼ぎを多くしたいと希望すれば、そうできるようなフレキシブルな仕組みをね。

その絵を気に入って購入してくれる人が、寄付することを「義務」と捉えなくても済むようになるのがよいかと思っているんだ。

将来的には、アート業界でのフェアトレードにおけるエコシステムを作れたらなぁと思っているよ。アートマーケットへのアクセスがないアーティストが自ら参加できて、絵の購入者はもちろん、ギャラリーの運営者など多様なステークホルダーたちの交流の場を自分が提供できたら、私たちのできることがもっと広がっていくと思う。

イマンさん


■偏見もギャップもない、純粋でフェアな取引こそエシカルだ!

ーーあなたにとっての「エシカル」とは何ですか。

A.全てのやり取りが「Transparent(透明性)」になれば、もっともっと色んなことがフェアになるはずだ。モノやサービスに込められた価値を自ら判断し、フェアに取引ができる世界こそ「エシカル」。全ての人が彼らが注いだ「価値」に見合う「対価」を得られるシステムを追求していきたいと思っているよ。


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