(写真提供:京都新聞)
みなさんは防災ラジオを使ったことがあるだろうか。電池が無くなっても手回しで充電できるラジオだが、意外に力が必要で1分間も回すと疲れる。それは磁力抵抗が発生しているからなのだ。自転車のライトも同様だ。結構な負担がかかる。
滋賀県草津市に住む平松敬司さん(72)は、発電時の磁力抵抗を大幅に減らす仕組みを開発した。発電機は電線を巻いたコイルの周りを磁石が回転することで発電しているが、この時に回転方向とは逆に動く磁力が発生する。この抵抗を磁力抵抗という。
この抵抗を大幅に減らし、ほぼゼロにしたというのが今回の発明。京都大学の中村武恒准教授(電気工学)も「目からウロコだった」と驚いているという。タービンを回して発電する水力や風力発電への応用も期待されている。より効率的な発電によりグリーンエネルギー普及にも一役買いそうだ。
■参照URL:
京都新聞
http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20110531000016