震災後の被災地に産業を生むことを目的として作られたハンドクリームだったが、完成するまでの道のりは、とても平坦なものとは言えなかった。様々な人との出逢い、そしてドラマがあり、昨年12月、ついに気仙椿ハンドクリームは発売されることとなった。(詳細は1月に掲載した記事をご覧頂きたい)

先述のとおり、目的は被災地に産業をつくること。そんな想いから始まった「気仙椿ドリームプロジェクト」の活動は、ハンドクリームを販売して終わりなのではない。その先にあるのは、世界に通用するコスメブランドを作ることだ。

気仙地域周辺では、寒暖差のある土地柄のため、この地域で育つ椿からは良質の油がとれるという。「被災地の良いものを、世界へ」と考えたときに、椿の油を使ったコスメを思いつき、その第一弾としてハンドクリームが作られたのだ。

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