12月から発売を開始した初回生産分3000個は、1カ月後にはすべて完売となった。「支援」という形だけではなく、良質の油が採れる椿で作られたハンドクリームは、伸びがよく上品に香ることもあり、購入者の心を掴んだのだろう。
しかし、被災地の産業として確立するためには、持続的な商品の生産販売や新商品の開発が必要だ。また、気仙地域の宝でもある椿の森を、守っていかなければならない。椿の木に光が当たらず、椿の実が育たなくなっているというのだ。
そのため、今年から地元の方々と一緒に、椿の森を守っていく活動も始める。地域のコミュニティをつくり繋げていく予定だ。
予算がない状態でのスタートだったが、今では多くの人の人生や想いが、このプロジェクトには詰まっている。地域の方と共に創りあげていく産業が次世代へ渡せるバトンとなるよう、今回、READYFOR?で支援を募ることとなった。