サムスン電子ジャパン(東京・港)は、大学生・大学院生を対象にした社会貢献活動支援プログラム「GALAXY Club」を、今年6月から12月までの7カ月間実施する。本プログラムでは、同社が販売するスマートフォン「GALAXY Note2」を、ボランティア活動を展開する大学生・大学院生に配布し、若者の社会貢献活動を活性化することが狙いだ。



プログラム担当者であるサムスン電子ジャパンコミュニケーションチームの荻原泰邦氏は、「学生たちが、社会貢献活動の中で、スマートフォンをどのように生かすのか楽しみにしている。創造的でチャレンジングな企画を期待している」と話す。

東日本大震災が発生した直後の4月、同社は宮城県へ2400台のスマートフォンを無償提供した。荻原氏は、「コミュニケーションのために使用すると予想していたが、被災者たちは、カルテ代わりや安否確認のために使っていた。我々メーカーは使用方法を限定的に考え過ぎていたと気付かされた」と振り返る。

今回のプログラムでも、若者だからこそ考えつく案を期待する。現在、このプログラムへの参加を希望する学生を同社公式サイトで募集している。希望者は、スマートフォンを生かした独自の社会貢献活動企画案を作成し、5月16日までに提出する。募集定員は100人。

12月に開催する最終報告会では、実践した企画の中から最も優れた取り組みとして「ボランティア大賞」と、フェイスブックで最も数多く「いいね」を獲得した個人に贈られる「いいね大賞」が発表される。この2つの賞の副賞として、2014年2月にロシア・ソチで開催される冬期オリンピック視察ツアーに参加する権利が与えられる。(オルタナS副編集長=池田真隆)

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