7月15日、デザインで社会貢献を実現するための会議「CSRミーティング~クリエイターによる社会的責任~」がCREATIVE ASSOCIATION主催で表参道C’s fortで開催された。

CREATIVE ASSOCIATION理事の薄井智洋さん


CREATIVE ASSOCIATIONとはデザインで社会貢献を企画する団体である。この団体はCSRを「Creator Social Responsibility」と捉えて、デザイン、アート、音楽、ファッション=サブカルチャーを社会貢献に活かす仕組みを創出し、アーティストには活躍の場を、企業には新規ビジネスチャンスを、消費者には新しいライフスタイルを提案するクリエイター視点の任意NPO団体である。

当日は有名アパレルメーカーのデザイナーや、有名レーシングカーデザイナー、ファッション・音楽関係者から美大生など、様々なフィールドで活躍するデザイナー約25名が集まった。

今回はアップルやボルビックなどのコーズマーケティングの事例を紹介し、これからの社会でのコーズマーケティングのあり方を議論した。

CREATIVE ASSOCIATIONの理事である薄井智洋さんは「ある調査で、デザインは社会に必要とされたが、デザイナーは必要ではないという結果がでた。今の社会では才能を持ったままそれを活かせずにして消えていくデザイナーが多数である。そんな現状を打破すべく、この会議を定期的にこれからも行っていき、デザイナーやクリエイターが社会に進出するためのルートを共に考えていければいい」と意気込みを語った。

センス溢れる社会の実現へ、多くのデザイナーを乗せた船がいま出航した。

オルタナS 池田真隆

備考URL

表参道C’s fort