体を張って異国の地を駆け巡るのは、慶応大学休学中の鈴木佑豪さん(22)と早川遼さん(22)。今年4月4日にマレーシアのクアラルンプール入りした。
半年かけてミャンマー、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジア、シンガポール、ブルネイ・ダルサラーム、インドネシア、フィリピンの順に回る。各国の滞在期間は10〜20日間。
SNSや知人の伝手(つて)を頼って海外で働く人を見つけ、取材を通じて現地の実態に肉薄する。
「米国に1年、中国に1年留学して世界の状況を見て、次はASEANだと思った」と鈴木さん。今後ASEANで働く人がぐっと増えると予測し、「若い人がASEANで働くことを身近に感じられるよう、いいコンテンツを発信したい」と意気込んだ。
早川さんは「こっちのリアルな熱はこっちに来て初めてわかるはず。少しでもASEANに興味を持ったら、自分の足で歩き、自分の目で見てもらいたい」と期待を込めた。
記者2人のほか、日本でウェブ構築などを担当する4人が同サイトをサポートする。学生故の粗さは残るが、新興国と向き合う中で成長する学生たちにも注目したい。(オルタナS東南アジア特派員=堀田実希)