7月に米国で限定公開された映画『不都合な真実2:放置された地球』が、11月17日から東京・有楽町のTOHOシネマズみゆき座をはじめたとした日本全国で公開される。前作と同じくアル・ゴア元米国副大統領が主演し、前作から10年経った現在の地球の環境問題に鋭く迫るドキュメンタリーだ。ゴア氏は精力的に世界各地を飛び回り、この10年間に何が起こったのかを真摯に伝える。(オルタナ編集部=沖本 啓一)

気候変動や環境問題に警鐘を鳴らした話題作の続編

前作の『不都合な真実』は2006年に公開された。映画は各地でスライド講演を行うアル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領の姿と、多くのデータ、さまざまな映像をとおし、目前に迫った地球温暖化の危機を知らせた。ゴア自身の生い立ちも交え、日常生活レベルでの環境に対する取組みの重要性を訴えている。

前作はアカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画賞をはじめ、複数のドキュメンタリー映画賞を受賞し、ゴア自身も環境問題への啓発に寄与したとしてノーベル平和賞を受賞している。世界中で話題となり、日本でも2007年1月20日の公開以来、1年以上に渡って上映された。

続編となる今作『不都合な真実2:放置された地球』では、現在の地球の環境問題を追う。前作から10年経ち、環境に対する人々の意識は向上し、地球は生まれ変わっているはずだった。しかし今、地球はかつてないほどの危機に瀕している。10年前よりさらに悲惨になった地球の真実を視聴者に突きつける。

今年の1月には米国ユタ州で開催されたサンダンス映画祭で上映され、高い評価を得た。米国のパリ協定離脱についても切り込んだ内容となっている。

◆予告 『不都合な真実2:放置された地球』

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