エシカルビジネスを実践している原点にも振り返った。白木代表は、「企業の倫理を追及していくこと」と話す。会社を立ち上げるか、NPOを立ち上げるか迷ったこともあるが、原点に振り返ったときに、起業することに決めたという。

「指輪は人生において、大切なシーンに登場する。なので、指輪を作る側の責任は重い。誰かを犠牲にする方法で作りたくはない」と白木代表。

鮫島代表の原点は、「本質を追求したモノづくり」。「前職で務めていたファストファッションブランドでは、大量生産・消費を繰り返し、自分のモノづくりに自信が持てなくなっていった。10年悩みぬいて、今にたどり着いた」。

良いモノを作る姿勢がエシカルだと話す。「100円ショップで購入したマグカップは簡単には壊れないが、使える状態のまま捨てられる。このようなモノは作りたくない。皮製品は毎日使っていくほど、輝いていく。傷も汚れも、自分とともに育っていく」。

ハスナとアンドゥアメットの方向性

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