「これからのモノづくりは、手をかけたモノが価値を持つ」と白木代表は見る。「日本には、モノが溢れすぎている。上辺だけで作ったモノは売れなくなる。従来のマーケティングの手法も通じなくなってきた。本物を作っているところだけが価値を認められていくはず」。

この言葉に、「次世代のモノづくりこそ、エシカル」と鮫島代表。アンドゥアメットの自社工場はエチオピアにある。大量生産型ではなく、手作りで丹念に作ることが特徴だ。

二人の今後の展望も話した。「ハスナが拡大したら、発展途上国の作り手たちに学ぶ機会を創出したい。彼らは地球を豊かにする力を持っている」と白木代表。

「エチオピアで1番のブランドから、世界で1番のブランドになりたい。横に拡大していくのではなく、縦に展開していきたい。エチオピアからも、これだけのバックが作れるのだと世界に証明したい」と鮫島代表。(オルタナS副編集長=池田真隆)

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