「多くの人、また多様性を受け入れられる女性でありたい」と話す濱田さんは、5年後には結婚して子供を産んでいたいという。そのあとも仕事を続けたいというのは、「妻になっても、母になっても、ひとりの人間として何らかの形で社会と繋がっていたいから」だという。「自分のやりたいように生きることができる時代になりつつある。それぞれがしたい生き方に向かって、サバイブしていけばいい」と、濱田さんは語った。

なでしこボイスを立ち上げた大学5年時の夏に海外で取材したときには、重いバックパックを背負い、ひとりでも多くの女性の現地取材をするために、多い日で3人に会いにいくハードなスケジュールを2カ月間続けたという。同サイトは、まさに彼女の努力の結晶ともいえるだろう。

既に多くのファンを獲得しているなでしこボイス。今後は、今まで以上にイベントを開催し、新しい試みもしていきたいという。「発信することと向き合おう」と決意した彼女の今後の活躍に期待したい。(オルタナS編集部員=大森清香)

なでしこボイス

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