松澤さんは現在、フリーランスとしてファッション紙コラムの執筆や通訳案内士など幅広く活躍している。昨年5月末に4年勤めた会社を退職したのだ。

今後は「色々な世代へ伝えていきたい」と話す松澤さんは、「夢は、海外でランチトリップ日本便を行い、日本を紹介すること」と続けた。そして「『生の経験や思いが交錯する場』となるメディアでありたい」という思いは、当初から変わらない。

学生から60代までの参加者を集めるランチトリップは、リピーターも多い。現在までに43便行っており、大阪や静岡など開催地も徐々に広げていきたいと話す。企業向けのビジネス便も開催されている。

その国の新しい側面を見ることのできるランチトリップでは、きっと多くの気付きを得ることができるだろう。「知ろうとする」ことで、その国はぐっと近いものになるはずだ。(オルタナS編集部員=大森清香)

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