オルタナSキャンパス支局の一つである横浜支局は1月8日、さくらWORKS<関内>でオルタナSキャンパス支局立ち上げ記念イベントを開いた。オルタナSキャンパス支局とは、15歳~25歳までの5人以上のグループからなり、それぞれに異なる取材コンセプトを持つ記者団体。集まった7支局のメンバーが交流し、今後の活動へ向け士気を高めた。(横浜支局=真間 憲一郎・横浜市立大学国際総合科学部3年)

会場には、約40人が集まった

会場には、約40人が集まった

イベントは、トークセッションとこれからのウェブメディアについて考えるワークショップの2部構成で行われた。

トークゲストには、「もっと防災をオシャレでわかりやすく」をコンセプトに活動する防災ガール★の田中美咲代表、「やりたいことをやる人生を、あたりまえに」をミッションに様々な人の生き様を発信するanother life.を運営しているドットライフの新條隼人代表、学生が地元の情報を発信する「JIMOTO.com」を運営する学生団体Croisの遠藤翔太代表の三人を迎えた。

トークセッションに登壇した、防災ガール★の田中美咲代表(写真左)、ドットライフの新條隼人代表、学生団体Croisの遠藤翔太代表

トークセッションに登壇した、防災ガール★の田中美咲さん(写真左)、another life.を運営する新條隼人さん、学生団体Croisの遠藤翔太さん

トークセッションのテーマは「これからのウェブメディア」。学生の強み、チームビルディングなど、様々なトピックが話し合われた。

防災ガール★には、全国・海外に76人の防災ガールがいる。メンバー間で直接会う機会はなく、MTGもグーグルハングアウトで行う。同団体の田中代表は、ネットでのつながりだけで、モチベーションを維持できるのは、「コンセプトに共感した人を集めている」からだという。面会することがなくても、コンセプトでのつながりがあるため、メンバーの士気は下がらない。

ウェブ版「情熱大陸」ともいわれるanother life.を運営する新條代表は、インタビュー時には2つの視点を気にしている。一つは、取材者の活動に共感し、エモーショナルな部分を引き出すこと。もう一つは、それとは対照的なドライな視点だ。

新條代表は、「共感すればするほど、取材している人だけに向けた記事になってしまう。第三者がその記事を読んでシェアする行動を起こせるのか、というドライな視点も意識的に持っている」と話す。

地域情報を発信している学生団体Croisの遠藤代表は、大学生でもあるが起業家でもある。「大学生のうちに、会いたいと思っている人に会いにいってほしい。最初は断られても、諦めないで、何度も通えば、必ず会ってくれるもの」と、勢いを失わないことの大切さを訴えた。

その後行われたワークショップと合わせ、参加した大学生たちは交流を楽しむとともにウェブメディアに対する様々な視点を学んだ。

ワークショップの様子

ワークショップの様子

現在、支局は全国に8支局ある。
◆早稲田大学の学生からなる「早稲田大学高野ゼミ支局」
◆横浜国立・横浜市立大学らの学生からなる「横浜支局」
◆復興支援活動をするNPO法人Youth for 3.11のメンバーからなる「Youth支局」
◆武蔵大学の学生からなる「学生による被災地支援のための市民メディアプロジェクト支局」
◆認定NPO法人 FoE Japanの大学生インターンからなる「FoE支局」
◆慶応義塾大学の学生からなる「慶応義塾大学商学部支局」
◆都立つばさ総合高校の生徒とOBOGからなる「都立つばさ総合高校支局」
◆東京学芸大学の学生からなる「東京学芸大学支局」
◆南山大学の学生からなる「nantan支局」

今回のイベントを皮切りに、今後もキャンパス支局を続々と増やし、2015年中に50支局発足を目指す。

7支局の支局長と

オルタナ編集長の森摂さん、オルタナS副編集長池田真隆さんと7支局の支局長たち

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