動物実験の廃止を求める会(JAVA)は7日、カネボウ化粧品の「白斑」事件から、「動物実験は人体への安全性を担保するものではない」と発表した。肌に症状が出た美白製品には、「医薬部外品有効成分ロドデノール」が配合されているが、同薬品は動物実験を行い市場に出たものだ。JAVAは、「動物実験で安全と判断されて世の中に出たが、このような事件を起こした。事故原因追求のために新たに動物実験が行われることを懸念している」と延べた。日本皮膚科学会に設置された「ロドデノール含有化粧品の安全性に関する特別委員会」に6日、同社が原因追及のため動物実験を行うことを回避するよう求める要望書を提出した。(オルタナS副編集長=池田真隆)

カネボウ化粧品の公式サイトでは、自主回収の件についてとお詫び文が掲載されている

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