未来を切り開く力を後押ししたいーそう語るのは、エクアドル職業開発機構(SECAP)で支援を行う、JICA専門家の菊池四郎さん。同国では1人当たりの国民総所得が4,000ドルを超える一方、農村部で暮らす住民の4割近くが1日2.6ドル以下で生活を送っており、そうした社会格差の是正が大きな課題となっている。(オルタナS特派員=清谷啓仁)

エクアドル政府は、「貧困及び失業との闘い」を基本政策の一つとして挙げている。SECAPは職業訓練を通じて企業における産業人材ニーズに対処する一方、社会的弱者の人材育成・能力開発に取り組んでいる。

中央が菊池さん

社会的弱者にチャンスを

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