EDAYAが行っている、「ものづくりを起点に『文化の保存』に関わる活動」に取り巻く、様々なイベントを用意した。しあわせ、竹、伝統、フェアトレードなど、一見異なる分野のように思える活動をしている方々を招いてのイベントも行ったのだ。「ひとつの挑戦だった」と、山下さんは語る。
それらを通して、参加された方がEDAYAをどう理解するかは、全て参加者次第。それがどのように伝わるのかは、ある意味EDAYAの挑戦でもあったが、イベントは連日多くの方が足を運び、大成功で終えた。一人ひとり様々な解釈があったようにも思うが、少なくとも、EDAYAの活動にかける山下さんの熱意は、あの11日間で多くの方に伝わっただろう。
また、展覧会開催中の3月23日、EDAYAは新たな挑戦を試みた。クラウドファンディングReadyFor?への挑戦だ。「初めが肝心のクラウドファンディングで、スタートダッシュを切れず思うように資金が集まらなかった」と振り返ったが、結果は当初の予定を覆すものであった。目標金額1,200,000円を大きく上回る1,394,000円が集まり、支援をしてくれた人は193人にも及んだ。
約1年前にフィリピンの山奥で誕生したEDAYA。山下さんと現地パートナーのバナサンさんの活動が、多くの人の心を動かしたのだ。また、日本では主に一人で活動を行う山下さんだが、この1年、プロボノとして多くの方がEDAYAの活動に関わっている。たった二人で始めた活動だが、今では多くの方の思いがEDAYAというブランドに込められている。
■2年目の挑戦「スタディーツアー」