1人で始めた活動だが、フェイスブックやツイッターを使って、全国の「高田」仲間に呼びかけた。終わってみれば、駅での募金活動、高田高校での寄せ書きなど、仲間は200人以上に及ぶ。同プロジェクト1校目に出会った新潟県立高田高校3年の平原俊之さんは、高田高校で行われた贈呈式にまで駆けつけた。

高田高校生徒会長の及川詩央里さんに、メッセージが集められた布を渡す平原さん

贈呈式で、メッセージが書かれた布を受け取った横田昭彦校長は、「あれから二年半経っているのに、被災地のことを思ってくれている高校生がいて、本当に嬉しい」と話した。

大嶋さんが2011年7月から始めた「高田プロジェクト」はこれで一区切りとなる。今後の進路は、青年海外協力隊としてのエチオピアでの活動だ。「『わくわく』、『ほっこり』をテーマにがんばっていきたい」と笑った。

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