このプログラムに参加して気付いたことは、仲間の大切さや周りの人に支えられて生きていることである。その理由として、プログラムに参加する以前の自分は、誰かにやってもらうというのが当たり前だと思っていた。そのため、特に家族に対して、感謝する気持ちを持っていなかったが、広田町で暮らしている地元の方にご飯を提供してもらう。あるいは、お手伝いをしている中で、自分一人で生きていないことに気付いた。

地元の方の家で夕飯を食べる本間さん(写真真ん中)

生きることは、家族の支えや友達、サークルの仲間などの周りの人の助け合いや協力があって日常生活を送っていることである。そして、友達も大切であるけれども、一番は仲間の大切さということにも気付いた。なぜなら、自分の中での友達というのは、楽しい時だけ一緒にいる集団のことであるのに対して、仲間というのは、楽しい時はもちろんのこと辛い時や苦しい時でも助け合うことができ、時には本音で語り合うことができるからだ。

ただ単にこのプログラムをやるという集団では、1週間という短期間でも乗り切ることができなかったと思う。しかし、参加者8人が1週間という期間でも本気でやり遂げたいという気持ちがあったため、どんな時でも乗り切れたと実感した。最後には、達成感が生まれ、1週間だけであったが、共に過ごせて良かったと思う。

加えて、このプログラムで収穫した経験値は大きいものであるため、今後の人生で生かせるようにしっかりやっていきたいと思う。広田町の問題解決をしながら自分がどんな人になりたいかということを考えるきっかけがなかったので、自分を見つめなおすきっかけ作りとなった。

それから、広田に若者が来ただけで喜んでくれる姿を見て自分たちも嬉しかった。アクションプランで自作した広田町のPRムービーを見てすごい良かったと地元の方が仰ってくれて自分たちは、妥協しないで全員一致のやりたいことだったため、このような結果となったと思う。

何か物事を決めるときには、全員が満足できるような結果を残せるようにどのように進めていけばよいのかというプロセスを学ぶことができ、さらにミーティングのやり方などの多くのことを学ぶことのできた1週間であった。今まで生きてきた中で、こんな濃い1週間を過ごしたことがなかったので、充実した日々だった。1週間本当にお世話になりました。(本間和樹)