「政治について口にしたら詳しい人に色々ツッコまれてしまいそう」。どうしても私はそう考えてしまいます。テレビ番組では大物政治家やコメンテーターたちが難しい言葉を並べており、なんだかついていけない状態です。そんな風に政治から遠ざかっている若者は少なくないかもしれません。

そんな若者と政治と繋ぐための活動をしているのが原田謙介さんです。原田さんはNPO法人Youth Createという団体の代表を務めており、お酒を飲みながら議会の方々とざっくばらんにお話をする「Voters Bar」や、高校生向けの「模擬選挙」などの開催することで、若者に政治に触れてもらう機会を作り出しています。

原田さんの活動はこれだけにとどまらず、Youth Createの拠点である中野を中心に様々な活動をしています。街のゴミを拾う中野グリーンバードや、中野駅周辺をフィールドワークすることで現在ある問題を発見し、学生たちが区へ提言をする中野区学生議会などがあります。普段何気なく過ごしている街でゴミを拾ったり、歩いてみることで目についていなかった問題や街のことが見えてくるようになるのです。

そのように自分の感じたことから街の問題について考えるということは、政治に目を向けるということへ繋がります。調べていくうちに行政の取り組みや、改善するべき問題などがより深く見えてくるためです。

それらの視点から投票などを行うようになれば、まさに政治参加であると言えるのではないでしょうか。私たちの身近な興味関心が、政治への一番の入り口なのだと考えるきっかけをもらった取り組みでした。

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執筆者:八木橋朋広(法政大学経営学部4年)
はじめまして。法政大学経営学部 4年生 八木橋朋広(やぎちゃん)といいます!自分の知らない分野に顔を突っ込んでいくのが好きで、今回も多分野にわたって話を聞くことができると知って、応募しました。そんなNPO大学に興味を持った皆さんともお話ししたいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!

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