NPO法人アニマルライツセンターは毛皮(リアルファー)反対デモ行進を全国で開催する。26日に大阪で始まり、東京、名古屋、福岡、香川など全国8カ所で行う。プラカードの使用や着ぐるみの着用も許可され、ファー以外の自由な格好で参加できる。(オルタナS副編集長=池田真隆)

檻は金網でできているため、足に食い込み皮がむけて、骨がむき出しになるケースもある

市場に流通している毛皮の80%は、動物を繁殖させて剥ぎ取ったものとされている。賃金の安さや動物福祉基準のゆるさで、1990年代から生産の中心は中国へと移った。

アニマルライツセンターの調査では、動物たちは極めて不衛生な檻に終生閉じ込められているという。ストレスで、精神に異常をきたし、首を振り続けたり、無反応になるなどの異常行動をとる動物もいる。

毛皮を剥ぐために、動物たちを殺害するのだが、その方法も残酷なものが多い。肛門と口に電極棒を差し込み感電させたり、首の骨を手で折る場合もある。2010年の調査では生きたまま毛皮を剥がされていることも確認されている。

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