東北


青森県大間で開催された「大MAGROCK」-原発建設を人知れず拒み続けていた「あさこはうす」

2011年5月21・22日、本州最北端に位置する青森県大間町では「大MAGROCK(オオマグロック)」と題する「反核ロックフェス」が開催された。その様子をレポートする。

目標は300kmの防潮堤 震災ガレキで「森の長城」を作る

東日本大震災で大量に発生した震災ガレキの処理は、まだできていない。しかも、被災地域の復興には、将来の巨大津波に対応するため防潮堤の整備が不可欠だ。そこで、一般財団「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」(東京・中央区)では、青森県から福島県におよぶ太平洋岸にガレキを活用して盛土を築き、その上にタブノキやカシ類・草花からなる森を育て、巨大津波から命を守る森の防潮堤を築いていく活動を始めている。

全国の「高田」を旅した24歳、岩手県高田高校に縁届ける

全国の「高田高校」と岩手県立高田高校をつないだ24歳の青年がいる。大嶋義章さんだ。2013年4月から新潟、奈良、三重、大分の高田高校を周り、1枚の大きな布に生徒からメッセージを集めた。25日には陸前高田市にある高田高校で贈呈式が開かれ、大嶋さんは、「『陸前高田』『高田高校』の文字を見たときに、思い出してくれたら嬉しい。そのほんの少しの変化を起こしたい」と話す。

情報集めて地域復興へ、学生たちも協力 「大槌みらい新聞」

東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県大槌町の地域新聞「大槌みらい新聞」の立ち上げから創刊までの2か月間の取り組みについての報告会が22日、早稲田大学で開催された。大槌みらい新聞は、東日本大震災により地域メディアがなくなってしまった大槌町にメディアをつくろうと集まった東京・京都の学生インターン生と元新聞記者によって立ち上げられた「News lab♡おおつち」が毎月15日に大槌町内で発行する。

日本初、宮城大学で「エシカルキャンパスアワード」

宮城大学の学生団体Table For Two Miyagi University(以下TFTMYU)は14日、同大学で「エシカルキャンパスアワード」を開催する。美貌や容姿で決めるコンテストではなく、エシカル度で決めるコンテストは日本で初めての取り組みだ。同大学で、社会貢献活動をする学生団体6組がエントリーしており、未来のエシカルリーダーを表彰する。

4カ月待ち、仮設住宅で作られる「おのくん」とは

宮城県東松島市小野駅前の仮設住宅で作られている「おのくん」への問い合わせが殺到している。おのくんとは、1足の靴下からなるソックスモンキーだ。1個1000円のこの人形は、一日30件以上の問い合わせがあり、注文は4カ月待ちだ。2012年4月から販売し、これまでに販売された数は8000個以上になるという。

開店から5カ月、石巻で高校生が切り盛りするカフェに行ってきた

宮城県石巻市にある、高校生がつくるカフェ・いしのまきカフェ「 」(かぎかっこ) が昨年11月に開店した。「 」は全国では珍しい高校生が従業員のカフェで、店の内装からメニューの考案まで全てを彼らが行なっている。「 」は、昨年6月に高校生が集まって店についての話し合いを始め、店名の考案から説明会・研修まで行いその年の11月に営業を始めた。

後世に伝える桜ライン、津波の最高到達点に17000本を植樹

NPO法人桜ライン311は6日、明治大学リバティータワーで2012年度の活動報告会を開催した。同団体は、陸前高田市を拠点に、20年かけて津波の最高到達点に17000本の桜を植える活動を行っている。佐藤一男副代表は、「無理をしないで、長い目で付き合ってほしい」と訴えた。

権利関係を超え手をつなぐキャラクターたち、三陸鉄道に貼られる

ドラえもん、ピカチュウ、ミッフィーなど50のキャラクターが手をつないでいる歴史的画像が、東日本大震災で壊滅的被害を浴びた三陸鉄道の車両に貼られる。このプロジェクトは「てをつなごう だいさくせん」と名付けられ、去年の東日本大震災後、「どーもくん」をデザインしたアニメーション作家合田経郎氏が発起人となり、被災地の子どもたちに元気を取り戻してほしいという願いから作家たちに協力を依頼した。