「クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町」(大阪市)は、「2013 クリエイターがつくるバードハウス展」を12月1日まで開催する。自然と共生する地球環境のありかたをクリエイターがバードハウスで表現する。関西のクリエイター45組の作品と、安藤忠雄など世界のトップクリエイター18組の作品を展示している。(オルタナS関西支局長=神崎英徳)
「バードハウス展」は、地球を身近な鳥の巣箱に置き換えて表現することで、多くの人々に地球環境について考えてもらうプロジェクトだ。NPO法人「バードハウスプロジェクト」が主催となり、約20年前から世界で活躍するクリエイターの作品を世界各地で展示してきたが、今回はクリエイター支援施設として活動10周年を迎えるメビック扇町が初めて主催者に加わった。
国内外で大規模災害が多発するなか、日本人一人ひとりが地球環境を考えるきっかけづくりに、クリエイティブ力が役立てばという考えから、大阪を中心とする関西のクリエイターに参加を呼びかけ、建築、プロダクト、グラフィック、イラストなど様々なジャンルのクリエイター45組が作品を出展した。
堤 庸策(建築家)の「aida」は、解放感と落ち着きが両立する空間を生み出した立体作品。橋本修一(グラフィックデザイナー)の「バードハウス・シティ・マップ」は、鳥が人間のように暮らすバードハウスが集まった街を描いたグラフィック作品。
宇宙デザイナーフィル・ハーズ(アメリカNASA)の、太陽エネルギーを使って生態系を作る循環型のバードハウスのほか、建築家の安藤忠雄、自動車メーカーアルファロメオ(イタリア)の作品など、過去に出展された世界的クリエイターの作品18点も合わせて展示している。
2013クリエイターがつくるバードハウス展+世界の作家たち:http://www.mebic.com/birdhouse