若者の政治意識を啓発する学生団体「僕らの一歩が日本を変える。」は3月29日~30日、静岡県御殿場市で宿泊型ワークショップを開いた。「若者の政治意識をシゲキするものづくり」をテーマに、政治と身近な分野の融合を試みた。切り口は政治×ファッションだ。中学生と高校生計13人が政治のイメージをカッコ良くするTシャツをデザインした。(オルタナS編集部員=佐藤理来)

完成したTシャツを着た中高生たち。今回のお題は「2020年の政治」だ

今回中高生たちが関わったのは、Tシャツのコンセプトやターゲット、価格やプロモーション方法に至るまでのほぼすべてだ。Tシャツはシルクスクリーンを用いて参加者一人ひとりが印刷し、実物を持ってグループごとにプレゼン発表した。

プログラムは、久米繊維工業会長の久米信行氏、デザイナーの鈴木龍之介氏、シルクスクリーンプリンターの貞永浩氏という3人のプロフェッショナルをゲストに招き、ワークショップ形式で進められた。合宿を伴うプログラムという点も手伝ってか終始アットホームな雰囲気で、久米会長の講演では質問タイムで人生相談がなされる一幕も。

完成したTシャツは株式会社久米繊維工業とコラボレーションという形で商品化される予定だ。