地球環境と社会の共生を目指して、「エシカル」を推進する団体が発足する。人々のライフスタイルに利他的な価値観を啓発することが狙いだ。エコ・ソーシャル・グリーンな識者26人が結集し、「エシカル購入のガイドライン」や「エシカルオリンピック」の実現を目指す。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

2012年ロンドンパラリンピックで旗手を務めた水泳の木村敬一選手。2012年のロンドンオリンピック・パラリンピックは観客の態度や環境への配慮が評価され、エシカルオリンピックと世界から賞賛された 写真:矢萩邦彦(studioAFTERMODE)

このほど発足する団体の名称は、エシカル推進協議会。代表は、国際グリーン購入ネットワークの名誉会長でもある山本良一氏。設立発起人には、エシカル購入研究会の高岡美佳会長やフェアトレード・ラベル・ジャパンの中島佳織事務局長、ソーシャルプロダクツ普及推進協会の中間大維専務理事ら26人が揃う。

エシカル購入のガイドライン作成やエシカル検定などを行い、2020年の東京オリンピックを、エシカルオリンピックにするための啓発活動に取り組む。5月30日には、東京・渋谷にある地球環境パートナーシッププラザで設立総会を行う。