結婚や妊娠、出産を経験していない若い世代へ啓発活動を行う任意団体「ぱぱとままになるまえに」は19日、「育児休暇」をテーマにしたイベントを開催した。育休を取得したゲストの話を聞き、理想の夫婦像を考えた。生涯のパートナーだってそれぞれ異なる人間、日々のコミュニケーションが大切だ。(著:ぱぱとままになるまえに=宮田 サラ 編集:オルタナS副編集長=池田 真隆)

会場には、パパとママになる前の若い世代が集まった 写真:NAOYUKIHAYASHI

ゲストには、外資系アパレル企業に勤める鈴木大介さんと平野美穂さん。二人とも育休を取得した先輩社会人だ。ゲスト二人は共通して、育休後に復帰できた要因として、「職場の理解」と答えた。

(育休後に職場復帰できる)制度があっても職場の仲間からの信頼を得ていないと、戻りづらいのが現実だ。育休に対する意識を職場全体で高めて、「(戻りやすい)空気感」をつくっていくことが求められる。イベントではワークショップも行い、「理想の夫婦像」について話し合った。

写真:NAOYUKIHAYASHI

「喜怒哀楽の波長が反対の夫婦」や「きちんとコミュニケーションが取れている夫婦」などの答えが出た。筆者は、「お互いが自分自身を大切にできる関係」が理想と考える。理由は、相手のことは大切だけど、合わせすぎて自分を押し殺してしまうことはいけないからだ。

参加者から特に多かった答えは、「夫婦は異文化交流」というもの。考えていることも、感じていることも異なる。だからこそ、そのときの気持ちを素直に相手に伝えていくことが大切なのだ。パパ・ママになる前のあなた、理想の夫婦像はどんなものだろうか。

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