バイエル クロップサイエンス社(ドイツ・モンハイム)は2015年8月24日~28日にかけて、第2回世界若者農業サミットを開催する。世界40カ国から、農業の未来を担う100人の若者をオーストラリア・キャンベラに招き、世界の食糧飢餓問題について話し合う。同社は、サミットへの参加希望者を募集している。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
本サミットの目的は、農業の未来を担うリーダーの育成だ。農業人材の育成は、同社の教育プログラムの一つ。今年度のサミットのテーマは、「地球レベルでの食糧安定供給について」。安定的に食糧を供給する方法や仕組みについて、100人の若者たちが集まり英語で議論する。
同社広報の荻上敬子氏は、「世界中の若者と農業の可能性を話し合うことで、啓発になれば」と話す。農林水産省の統計では、平成25年度の農業従事者の平均年齢は66.5歳と高齢化が進み、後継者不足が深刻だ。
サミットへの参加資格は、18歳~25歳(2015年8月24日時点)の若者で、農業、環境スチュワードシップ、食糧、世界飢餓、バイオテクノロジー、農業経営に関心を持っていること。2013年に開催した第1回目の同サミットに参加した者は出場ができない。
審査として、英文エッセイが課される。テーマは、「地球レベルでの食糧安定供給について」。英文で1500語以内。期限は、2015年1月31日まで。
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