全国から35歳以下の若者100人以上が集まり2泊3日で、地域が抱える課題について議論するイベント「第三回小布施若者会議」が11月22日から行われる。舞台は、長野県北部に位置する小布施町。県内で最小の面積の同町で、人口減少や高齢化などの課題を抱える市区町村を変えていくビジョンを発信する。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

小布施から日本を変えるアイデアを発信する

小布施から日本を変えるアイデアを発信する

同イベントを主催するのは、小布施町。地域活性化の一環として、2012年から年に1回企画している。今年のテーマは、「新しい地方をつくる」。若者ならではの発想で、地方が持つ可能性を生かすことが狙いだ。

3日間のプログラムは、2部構成となっている。1日目と2日目は、「カンファレンス」で、地域活動をしている実践者のパネルディスカッションを行う。最終日となる3日目は、参加者と同世代で活躍する地域活性化のフロントランナーを交えて、地域活性化案のプレゼン大会を実施する。審査員は、全国の自治体の首長らが務める。

小布施若者会議では、第一回目から、すべての参加者は町内の家庭や寺などに宿泊する「ホームステイ」を実施していた。今年は、一つの家族との交流だけでなく、地域全体の人々と交流できる場を用意するために、同町内の農村部にある自治会の公会堂を宿泊場とする「マチステイ」を実施する。

現在、日本の市区町村は1741。そのうちの約4割が過疎地域とされている。日本創成会議(座長:増田寛也東京大学大学院客員教授、元総務相)の調べでは、2040年にまでに若年女性(20─39歳)の人口が50%以上減少し、消滅する可能性がある市区町村は全国に896にのぼると発表した。

過疎化が進む日本社会。全国から地域を担う若手100人が集まり解決の糸口を探す。同イベントへの募集は、10月31日まで。詳細は公式サイトへ。

◆第3回小布施若者会議の詳細はこちら

[showwhatsnew]

エコ・ファースト環境メッセージEXPO2014

スクリーンショット(2014-09-24 21.39.05)