伊勢丹新宿店は5月11日から19日まで、若者向けのエシカルファッションキャンペーンを展開する。ポップとキュートさを意識した9のブランドが展示・販売され、監修には、人気ファッションモデルの鎌田安里紗さんを迎える。同キャンペーンを企画したINHEELS(インヒールズ、東京・渋谷)共同代表の岡田有加さんは、「エシカルファッションの長年の課題であった若年層へのリーチを進められるはず」と期待を込める。(オルタナS副編集長=池田 真隆)
同キャンペーンの名称は、「#ETHICAL NOW」。伊勢丹新宿店全館をあげたグローバルグリーンキャンペーンの一環として開かれる。会場は、同店2階の「イセタンガール」。企画したのは、伊勢丹新宿店とインヒールズ、エシカルファッション推進団体EFJ。期間中、展示されるのは、9のエシカルファッションブランド。
クールさとアーバンを合わせ持つインヒールズは、国産の生地を使いフェアトレード工場で仕上げた伊勢丹新宿店先行コレクション(税抜価格16,000円〜23,000円、販売期間5/11-26予定)を販売する。収益の一部はフェアトレード工場を通じ、ネパールの貧困地域の教育・医療支援に活用される。
そのほかにも、「人や動物を力づける」というコンセプトで、インドの貧困地域で暮らす女性や職人と企画生産を行うVEGANIE(ヴィーガニー)や、フィリピン・ルソン島などで、子どもを持つ母親とアクセサリーの製造販売を行うFeliz(フェリーズ)などが並ぶ。
同店2階のEASTPARK(イーストパーク)の空間をプロデュースしたのは、SHY FLOWER PROJECT(シャイフラワープロジェクト)。蔦と花でポジティブなエシカルを表現する。
5月17日には、パーティーやイベントで廃棄された花を再生させた材料を使い、オリジナルリングを作るワークショップが開かれる。ワークショップには、鎌田安里紗さんも参加する。
インヒールズの岡田さんは、今回のキャンペーンが実現したことについて、「メインストリームがエシカルに注目したことだけでなく、エシカルブランドが大手の品質管理や財務チェックなどに耐えられるようになってきたことが要因」と話す。
会場となる、伊勢丹新宿店2階の「イセタンガール」は10~20代をターゲットにした若年層向けのエリア。モデルの鎌田安里紗さんが監修ということで、ポップでキュートに仕上げた。岡田さんは、「エシカルファッションの長年の課題であった『若年層へのリーチ』を、少しでも進められるのではないかと思う」と期待する。
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