NPO法人グッドエイジングエールズは5月11日から、クラウドファンディングチャレンジを始めた。異なる年齢や国籍の人々が集う神奈川県葉山市の一色海岸で、LGBTも含めた多様な人が楽しめるビーチハウスを作るためだ。第一目標金額は100万円。すでに14人が支援しており、目標額の30%を集めている。(オルタナS編集部=佐藤 理来)
同団体は2011年から、LGBTフレンドリーなカフェ「カラフルカフェ」を夏季限定で運営してきた。LGBTなどセクシャルマイノリティにとって、オープンに過ごせる場が日本にはまだ限られている。
現状を打ち破り、セクシュアリティの垣根なく交流できる場として、葉山市の一色海岸近くで営業していた。活動の場を海岸にも広げるため、「カラフルカフェon the beach」の開設を目指す。
ビーチハウスUMIGOYAとコラボして、「カラフルカフェon the beach」を週末限定で開くだけでなく、ジェンダーフリーな着替え室やシャワーも設置予定だ。
性別を問わず使える個室の「誰でもトイレ」は、公共の場所でも増えてきたが、まだバリアはある。特にトランスジェンダーの人は、どの更衣室を使うべきか戸惑うことが多い。グッドエイジングエールズによれば、更衣室の問題で海を諦めてしまうケースもあるという。
今回のチャレンジの第一目標は100万円だが、この金額を超えて達成した場合は、アート展示スペースの設置や、イベントでアーティストを招く費用に充てる。
◆“一色”海岸をカラフルなビーチにしよう!LGBTと、いろんな人と、誰もが楽しめるビーチハウスカフェを湘南