NPO法人メッシュサポートはこのほど、医療飛行機導入をめざしクラウドファンディングに挑戦している。同団体は沖縄離島の急病患者を救うため、救急ヘリを飛ばしているが、ヘリコプターが安全に飛行できる距離には限りがある。より遠くの患者を搬送するための医療用飛行機導入費用を募ってチャレンジした。目標金額は3500万円で、現在NPO法人としては最高となる2600万円が集まっている。(オルタナS編集部=佐藤 理来)

医療用飛行機で、沖縄離島の救える命を救う

医療用飛行機で、沖縄離島の救える命を救う

同団体が活動する沖縄県名護市は、いわゆる医療過疎の地域だ、2008年に団体を設立し、医療ヘリを使った救助活動を始めた。一般市民からの寄付で運営しており、これまでに850件以上の医療活動実績がある。

車で2時間近くかかってしまうような場所でも、医療ヘリなら15分程度で駆けつけることができるが、ヘリコプターの飛行距離は50km程度と限りがある。50km以上離れた島の患者を搬送するためには、医療飛行機が必要だ。

沖縄は離島が多く、ヘリコプターを使っても搬送できない環境に住む人は、沖縄人口の約1割を占める。有人最南端の波照間島は、名護市から500km以上離れた場所にある。

目標額の3500万円集めるプロジェクトは、全額飛行機購入の費用になる。現在約2600万円を集めており、NPO法人としては最高額だ。医療飛行機は、オーストラリアでも導入事例がある。

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