アイデアソンでは、26歳以下の若者たちが4~6人の組に分かれて、各企画をプレゼンした。参加者は、三井不動産レジデンシャルグループがマーケティング活動の一環として企画協力する、Neighbors Next U26 projectのメンバーで、この組織はマンション・コミュニティに関心を持つ、大学生から一般企業に勤めるもの26人からなっている。彼らのプレゼンを聞いたのは、建築家と三井不動産レジデンシャル・市場開発部商品企画グループ長ら4人。
「共有空間で、みんなで1匹の犬を飼います。看板となる犬をみんなで育てることで、居住者の一体感を高めます」
「調布は日活撮影所がある映画の街。スクリーンを設置して、シネマ館として地域の人にも利用してもらいます」
「マンション内での『ありがとう』を形にした通貨を発行します。その通貨はコミュニケーションにもなるし、実際に物を買うこともできるようにします」
「『ただいま』が言えたり、言われたりできるマンションになるため、共有部に大きくて、おしゃれなキッチンをおきます」
「大きな庭をつくります。親子の遊び場になったり、近所の方の散歩道として使ってもらいます」
――上記の企画は、アイデアソンで出た一部の案だ。若者たちは、今回のアイデアソンで、想定された居住者のペルソナ・顧客プロフィールをもとに、考えを話した。