プレゼンを聞いた建築家の猪熊純さんからは、「共有空間が利用されていないときのことも考えてほしい。立派な施設をつくっても、利用されていないと、逆に寂しさが増す。その点、緑がある庭は、人がいないときでも寂しくはならない。1人で歩いても、100人で遊んでいても、見栄えはいい」と話した。

三井不動産レジデンシャル・市場開発部商品企画グループの石井隆之グループ長は、「施設の維持費をどうするのかという点では、物足りない部分もあったが、アイデアそのものはどれも面白かった。看板犬を育てるという案は、実際に社内でも出ている。それに、マンション内通貨も、高齢者から子どもにお駄賃として渡す仕組みにすれば、世代間交流になるかもしれない」と評価した。

■マンションをもっと身近に

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