軍事政権からの激しい迫害を受けたモハメドさんは16歳の頃、両親をおいて弟とともにミャンマーから亡命し、タイやマレーシアで20年ほど暮らしたという。
在留資格を持たず、正規に就労することがなかったため、生活は苦しかったという。モハメドさんは、2005年に友人の勧めで第三国への亡命を決意し、ブローカーにおよそ60万円を払って妻とともに日本へやってきた。
日本でもモハメドさんは4年以上も働くことができず、UNHCRからの援助や館林に住むロヒンギャの仲間をあてにしてなんとか生活をしのいでいた。
日本での暮らしはおおむね安全で、命が奪われるかもしれないといった危険は全く感じなかったというモハメドさんだが、出産の時は保険が効かず、とても苦労したという。
そんなモハメドさんが一番気にしていたのは、自分の子どものことだ。「子どもの勉強のことが心配だ」と、取材後に私たちに語りかけてくれた。どんなに生活が苦しくても、子どもには幸せになってほしい。そんな気持ちを感じたような気がした。
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