皆さんは1日3回の食事の際、「いただきます」と気持ちを込めて言っているだろうか。美味しく、楽しく、食事ができているだろうか。食べるって楽しい、毎回の食事が有難いもので、楽しみなものであると改めて感じさせてくれる「東京ごはん映画祭」が開催されている。(早稲田大学高野ゼミ支局=中田 侑見・早稲田大学文化構想学部3年)

ああ

食事の大切さを伝える東京ごはn映画祭

この映画祭は、映画を観に来る人々の‘ちょっといいごはん’のために2010年から毎年2週間限定で開催されており、今年で6回目を迎える。上映される映画はすべて‘食’が題材とされたもので、国や時代を問わず厳選された作品が幅広くラインナップされている。

場所は渋谷の映画館、シアター・イメージフォーラムと都内レストラン各所だ。こちらの映画館は決して大きくはないがとても雰囲気があり、訪れた人々を映画の世界へいざなう。

また、都内にある8店舗のレストラン、カフェでは上映会が開かれ、1夜限りの映画館に変身する。素敵な空間の中で、映画と美味しい食事を楽しむことができる特別な時間を過ごすことができる。こちらは事前予約制だが、予約開始すぐに席が埋まってしまうほどの人気になっている。

東京ご飯映画

私は実際に11月2日にStopover Tokyoというレストランで開かれた上映会に参加してきた。こちらのレストランはライブラリーとショップも併設されたコンセプトショップになっており、オーナーは世界150都市以上旅されてきた方だった。上映作品は映画館でのラインナップとは異なったもので、頂いた食事は映画の内容に即したものになっていた。

一人で参加したため他の参加者と話す機会もあり、映画はもちろん、料理も一緒に楽しみながら夜を過ごすことができた。この映画祭は、きっと映画を観た人々に改めて食事の有難みと楽しさを実感させてくれるだろう。11月13日まで開催されているので、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。これをきっかけに、少しでも多くの人がそれぞれの日常生活に幸せを見出せるようになってほしい。

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