東日本大震災から2ヶ月以上経ったいま、改めて震災について考えるイベント「3.11が教えてくれたこと」が5日、渋谷大和田総合センター Social Action Project内で開催され、大学生や社会人ら約50名が参加した。同イベントの開催は2度目。1度目は3月下旬に開催された。
当日は、福島県・相馬市、宮城県・仙台市で被災した2名のパネルディスカッションの後、被災地支援のための5つのプロジェクトの発表として、個人間の物資支援マッチングサイト「Toksy(トクシー)」や、仮設住宅にアートを描くプロジェクトなどのプレゼンテーションが行われた。
その後、参加者は各グループに分かれて、これら5つのプロジェクトをこれからどう良くしていくかについてメンバー同士、アイデアを出し合いながらグループワークに取り組んだ。
主催するのは去年10月に立ち上がった任意団体のオトナノセナカだ。
保育士である小笠原舞さん(26)、小竹めぐみさん(28)が自身の仕事の経験から、すべての人が”きょういくしゃ(共育者)”という認識を持ち、自分の背中を磨くこと・人生を楽しむことが子ども達の素敵な未来には必要だ、との思いで立ちあげた。現在では、会社員、デザイナー、こども精神科医、写真家、学生など20代を中心とするメンバー15名ほどで運営し、さまざまなイベントを定期的に開催している。
今回の開催について、小笠原さんは、「震災後、私の周りでも何をすればいいのか分からなくてモヤモヤしているといった声が多かった。イベントを通じて、1度目はきっかけを、2度目はアクションにつながる場を提供したかった。」と力強く語った。
2ヶ月以上経ち、次第に遠くなっていく”3.11”
みなさんも、もう一度”3.11”を考えてみませんか?
■オトナノセナカについてはこちら!
http://www.otonanosenaka.jp/