英治出版と日本ファンドレイジング協会は、12月の「寄付月間」に合わせて、複数の大型書店で社会貢献ブックフェアを開いている。同フェアでは「社会貢献意識を、行動に変える」というテーマで、厳選した書籍が並んでいる。(オルタナS編集部)

フェアでは、社会貢献意識を行動に変える書籍が並ぶ。写真は、ジュンク堂吉祥寺店

フェアでは、社会貢献意識を行動に変える書籍が並ぶ。写真は、ジュンク堂書店吉祥寺店

同フェアのタイトルは、「『社会を良くする』をやってみよう。」。行っているのは、ジュンク堂書店吉祥寺店、紀伊國屋書店新宿南店、MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店の3店舗。期間は12月中旬から1カ月間(*開催期間は書店によって異なります)。年明けから、同フェアの開催を検討している書店もあるという。

12月9日から同フェアを行っているジュンク堂書店吉祥寺店の藤川茜さんは、「寄付やボランティアと言ったことに興味はあったものの、今まではなかなか動けずにいた。ハードルが高いと感じているが、書籍を読むことでそのハードルを下げることができればいいなと思った」と開催した経緯を説明する。

「12月はクリスマスで、誰かに何かを贈るというムードがある。同じ贈るという意味では寄付もタイミング的にちょうどよいのでは」と、チャリティーへの参加を呼びかける。

同フェアを企画した、日本ファンドレイジング協会の大石俊輔さんは、「この12月はNPO・企業・行政・国連機関などが協力して、日本初の『寄付月間 Giving December』という取り組みを始めている。このフェアでは、読んだ人が一歩踏み出せると自信を持って推薦する書籍をそろえている」と話す。

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