初めまして。早稲田大学 環境ロドリゲス RECの企画長をしています引地です。
今回、9月に実施する佐渡島へのツアーの下見に行ってきました。
このツアーは、学生に対する環境啓発と地域活性を目的とするもので、NPO法人さどの方々の協力のもと進めています。
下見で実際に見て聞いて感じたことを簡潔にまとめたいと思います。
まずやはり自分が特に感動したのが、岩首の棚田でした。
等高線に沿って広がる棚田は見事で、観るものを圧倒するといった感じでした。
しかし、実際にそこで農家を営む方にお話を伺うと、縁が曲線を描く棚田は作業がしづらく負の遺産とまで言うのです。
また段になっていることで草取りをする面積は、平坦な田んぼの倍以上。放置される箇所も増えているそうです。
実際に1年間放置した田んぼを見ました。
1年手入れしないだけで崩れ、崩れたところ、またそれによって埋まったところも使えなくなっていました。
見る人を感動させる棚田は、思った以上に繊細でかつ作業する人にとっては多くの難点を持っている事実を、直接お話を伺うことで初めて知りました。
こういったことをより多くの人に知ってもらえるよう、今後も残していけるよう、9月のツアーを成功させたいと思います。