ガイアックス、スペースマーケット、クラウドワークスなどシェア系サービスを行う事業者は今年1月、シェアリングエコノミー協会を立ち上げた。同団体では、自治体や外部団体と連携して、シェアリングシティの実現を目指す。自治体向けに、シェア系サービスの導入方法をまとめた「マニュアル」を製作しているという。
同団体では、主に都内でシェアをテーマにしたイベントを開いてきた。昨年11月、東京・表参道で開いたイベント「Share! Share! Share!」では、20~30代の若者3000人が集まった。今回、地方進出の第一弾として、福岡市でイベントを行う。
福岡市は、国家戦略特区の「グローバル創業・雇用創出特区」に指定されている。新しい動きに、寛容であり、かつ、高島宗一郎・福岡市長もシェア系サービスに関心が高いという。このイベントの成果によって、福岡市でのシェアリングシティ構想が一気に加速するかもしれない。
同イベントでは、全国から15以上のシェア系サービスの運営者が集まり、自社の事業を説明する。シェアと街づくりをテーマにした7つのトークショーも実施。トークショーには、シェア系サービスの運営者だけでなく、「福岡移住計画」代表の須賀大介氏や「スタートアップカフェ」コンシェルジュの藤見哲郎氏ら地元福岡で活躍する事業者も登壇する。場所は、福岡市の商業施設「ソラリアプラザ」内の警固公園。
■米では「On-Demand Economy」の象徴