一般社団法人日本自動車連盟(JAF、矢代隆義会長)は9月26日、「全国の信号機のない横断歩道では9割以上の車が一時停止していない」という調査結果を発表した。各都道府県2カ所ずつの全国94カ所で、信号機が設置されていない横断歩道を通過する車両約1万台を対象に調査した。この調査結果を受け、JAFは信号のない横断歩道での運転マナーを強化していく。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

歩行者がいるのに一時停止しないトラック

歩行者がいるのに一時停止しないトラック

この調査は、8月15日~9月1日の期間に、車両1万26台を対象に行った。その結果、歩行者が渡ろうとしている場面で一時停止した車はわずか757台(7.6%)。調査をした94カ所のうち、半数以上にあたる48カ所で停止率が5%未満だった。

JAFの酒井明夫・広報部長は、「この調査結果で、大きな課題が浮き彫りになった。10月末には特設サイトを開き、信号のない横断歩道での運転マナーの向上を呼び掛けていく」と話した。

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