大学生が「平和」をテーマにブランドデザインを競い合うコンテストが開かれている。全国から約120チームがエントリーしており、2月11日、東京大学駒場キャンパスで予選が開かれた。「他者との関係性」、「満員電車のストレス」、「自分と向き合う時間」など、スマフォ世代が自由な切り口で「平和」について考えた。(オルタナS副編集長=池田 真隆)

同コンテストの名称は、「BranCo!(ブランコ)」。主催しているのは、博報堂ブランドデザインと東京大学教養学部教養教育高度化機構。同コンテストでは、博報堂が考案した「リボン思考」をもとに、学生たちが企画を考える。

リボン思考とは、インプット(情報収集・調査・分析)、コンセプト(戦略・基本方針・ビジョン)、アウトプット(創造・表現・具体化)の3ステップからなる。エントリーした学生は、事前に博報堂の社員からこの思考法を学んだ。

今年のテーマは「平和」。平和は一人称で語ることが難しく、かつ、人それぞれ定義が異なる。予選に出た学生からは、「自分事にすることが難しかった」という意見が多く聞かれた。

3月18日には東京大学駒場キャンパスで二次予選と決勝ラウンドが開かれる。若者に人気なゲストを招き、そのゲストにも「平和」を切り口に講演を行ってもらう予定だ。一般の参加も受け付けている。

・BranCo!の公式サイトはこちら

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